|
今、日本ではレンタル開始当日に全てのDVDとビデオが貸し出されてしまう、大人気アメリカテレビドラマ、
“24 -TWENTY FOUR-”。
このドラマの舞台もロサンゼルスだ。
日本でテレビ放送される、またはDVD(及びビデオ)として販売、
レンタルされるアメリカのテレビ番組といえば、これまでは大抵の場合、早くてもアメリカでの放送から一年後くらいだったというのに、 この“24”はアメリカでの放送終了後、四ヶ月も経たずしてレンタルが
開始になった(シーズンW)。
この異常ともいえる早さは、番組がどれほど日本でブームを巻き起こしているかという証しにもなるだろう。
米中枢テロがあった2001年、あの年の11月6日にこのドラマはアメリカ
FOXネットワークから放送開始になったが、当初は決して人気番組とは言えなかった。
同ネットワークの同時期放送の番組の中でも視聴率的に‘厳しい戦い’のように見えた。
それはまるで、番組内でキーファー・サザーランドが演じるジャック・バウアーの戦いと同じようだった。
過去の、“アリー・マイ・ラブ”や“X‐ファイル”の最盛期には到底及びもしない数字だった。
シーズンを追うごとに徐々に視聴率は上昇してきたものの、この五月に放送が終了したシーズンWでも依然として視聴率は20位台の位置だったことを考えると、FOXにとっては、‘まだ物足りない’といえるのではないか。
それでもFOXが放送した番組の中で、ドラマだけに限れば二番目の高視聴率わけで、
そのことがFOXに、制作会社「イマジンテレビジョン」との2シーズン分の契約延長をかなり早い段階で発表させる要因になったのだろう。
因みに、ネットワーク放送のドラマで一番視聴率が良かった番組は、医師グレッグ・ハウスが主人公の、その名も“HOUSE”という物語で、こちらは現在第2シーズンの放送が始まっている。FOXが放送した過去の人気ドラマと同じように、遅かれ早かれ、きっと日本でも紹介されるだろう。
更なる2シーズンの延長ということは、最低でもシーズンYまでは観られるということで、ファンにとっては朗報に違いないのだが、日本以上にシビアなアメリカのショービジネスの世界のこと、シーズンXの視聴率如何によってはその話も白紙に戻されることも有り得る。
その、最新のシーズンXはアメリカでは2006年1月15日からの放送開始。
ホワイトソックスの4連勝で幕を閉じたメジャーリーグのワールドシリーズ放送の折、
早くもFOXは番組の予告CMを流していたが、そこからもFOXのこの番組に対する力の入れようがわかろうというものだ。
少なくともシーズンプレミア(新しいシーズンの第一話)は前シーズンの数字を上回る、と個人的には予想しているのだが。
余談だが、日本の某製薬メーカーが、黄色いパッケージが目を引く栄養食品のCMを、“24”をテーマにしてシリーズで流しているが、ジャック・バウアーの出演場面は東京ではなく、L.A.で撮影されている。
男子高校生二人が、「24時間じゃ無理ですよ」などと会話していた第一弾CMのあの場所は、L.A.のダウンタウンのとある駐車場だし、
女子高校生がわんさと出てきた第二弾も、あれは日本の地下鉄ではない。
アメリカは、車が右側通行なのはよく知られているが、電車も右側通行だ。
あのCMでプラットホームに入ってくる地下鉄車両は右側通行だった。
第三弾CMでは黄色いバンが登場するが、あのサイズのバン(しかも左ハンドル)は日本では出回っていないし、
都庁とおぼしき高層ビルが現れるシーンは誰が見ても合成だ。
でも、そんなことはどうでも構わない話で、
何はともあれ、こんなCMを企画したアイデアと、出演要請に応じたK・サザーランドを始め、製作者の方々の努力には敬意を表さずにはいられない。
|